コラム

バーチャルスタジオって何ができる?活用シーンと選ばれる理由を解説

コロナ禍をきっかけに急速に普及したリモート出演やバーチャルイベント。
その裏で、注目を集めてきたのが「バーチャルスタジオ」という撮影手法です。テレビ番組やVTuber配信、企業のPR動画など、さまざまな分野で活用が進むバーチャルスタジオは、実写とCGを融合させた“新しい映像表現”を可能にします。

この記事では、バーチャルスタジオの基本から、どんなことができるのか、どんなシーンで使われているのか、そして選ばれるスタジオの特徴までをわかりやすく解説します。

バーチャルスタジオ

1. バーチャルスタジオとは?仕組みと特徴を解説

CG空間と実写を融合する技術

バーチャルスタジオとは、実写の人物・物体とCG背景・セットを合成することで、現実には存在しない空間を演出できるスタジオのことです。グリーンバックとカメラトラッキング技術を活用し、あたかも仮想空間に出演者が“いる”ように見せることができます。

特徴とメリット

  • ロケ不要でさまざまなシーンを表現可能
  • 編集や合成作業の省力化
  • ライブ配信にも対応できるリアルタイム性
  • コストや時間の削減にもつながる

2. 実際にできること:演出、合成、ライブ配信

バーチャルスタジオでは、次のようなことが実現できます。

  • 実写の人物に対してバーチャル背景を合成
     → たとえばニュース番組でのCG背景、企業紹介映像など
  • 実際のカメラの動きをCG内のカメラに繁栄
     → 実際のカメラを動かした際にCG内のカメラも連動して動く「カメラトラッキング」を導入していればよりリアルな空間の演出が可能になります。
  • ライブ配信中のリアルタイム演出
     → 背景の切り替え、バーチャル空間でのイベント演出など

これまでは撮影後に行っていた編集や合成作業を、リアルタイムで実現できるのが大きな魅力です。


3. こんな現場で使われている!代表的な活用事例

テレビ番組のセット演出

グリーンバックを活用し、仮想スタジオや巨大スクリーン風の背景を作成。スペースや装飾の制約を超えた演出が可能になります。

映画やドラマのカットシーンの撮影

実際に撮影が難しい場所の撮影等も、CGで制作した背景とUnreal5であれば高品質に合成が可能です。
天候や時間帯の影響を受けずに撮影でき、スケジュールやコストの調整がしやすくなります。

バーチャルイベント・ライブ

会場の代わりにバーチャルセットを使用し、複数の出演者やステージを1つの空間に合成。配信映像に動きと演出を加えられます。

PR・企業動画

工場や遠方のロケ地を背景に見せたい場合、実際に移動せずにスタジオ内で撮影+合成が可能。再現性の高い映像が撮れます。


4. スタジオを選ぶときの3つのチェックポイント

① 合成精度の高さ

グリーンバックやトラッキングの制度が低いと、不自然な合成になりがちです。EZTrackなどの高精度機材が導入されているかを確認しましょう。

② 専門スタッフの有無

合成・演出・カメラワークを理解したスタッフがいるかどうかで、完成映像のクオリティが大きく変わります。

③ 撮影+編集まで対応可能か

データ納品だけでなく、必要に応じて編集・エフェクトの追加なども相談できるスタジオであれば、案件全体がスムーズに進行します。


5. 森三平スタジオが選ばれる理由

テレビ番組制作で培ったノウハウ

森三平は20年近く、テレビ業界のCG・演出制作を担ってきました。短納期案件や即対応が必要な現場にも慣れており、経験豊富なスタッフが常駐しています。

ハイエンド機材と常設グリーンバック

シワのない綺麗なグリーンバック、業界水準のカメラ機材と照明機材、EZTrackによるカメラトラッキングにより、リアルなバーチャル合成を実現。グリーンバックは常設で、短時間でのセットアップが可能です。

渋谷という好立地

アクセスの良さはもちろん、制作会社やタレントの移動もスムーズ。スタッフ・出演者の集合がしやすく、スケジュール調整にも強い立地です。


6. まとめ:映像の可能性を広げる“空間”をどう活用するか

バーチャルスタジオは、映像制作や配信における「表現の自由度」を一気に高めてくれるツールです。仮想空間を使った演出やリアルタイム合成は、今後ますます映像表現の中心になっていくでしょう。

森三平スタジオでは、こうした映像制作の最前線を支える設備と体制が整っています。
「こんな演出できるかな?」「配信をもっと見栄えよくしたい」といったご相談も歓迎です。
ぜひ、バーチャルスタジオの可能性を現場で体感してみてください。

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